目次
おかげ横丁にあるおかげ座 神話の館とは?
伊勢神宮へと観光するに当たって、おはらい町にあるおかげ横丁は外宮や内宮と共に欠かせません。
おかげ横丁は江戸時代末期から明治時代初期の鳥居前町の町並みを上手く再現している観光地で、たくさんのお店が立ち並んでいますので歩いているだけでも楽しい気分になります。
ランチや食べ歩きが目的で訪れる観光客も多く、和牛の老舗の「豚捨」やふわふわはんぺんの「若松屋」、伊勢名物の「赤福」が有名ですね。
そんな伊勢神宮のおかげ横丁には、今までに無かった本格的な神話体験が可能なおかげ座 神話の館があります。
日本の神話は遠い昔から語り継がれていて、どのようなものなのか簡単にまとめてみました。
日本神話の特徴
- 「古事記」や「日本書紀」など各地方の風土記によって伝わっている
- 遠い昔から存在したが、現存しているのは古事記が最古
- 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)や高御産巣日神(たかみむすびのかみ)など五柱の神様がいたと考えられている
日本の歴史を体感する上で神話は欠かせず、おかげ座 神話の館では天照大御神が祀られる伊勢の里の神話を体験できますよ。
「この地域にお住まいの方は伊勢に何を求めたのか?」「おかげ参りとは一体何なのか?」といった知識を学ぶことができる場所で、おかげ横丁を訪れたら一度は足を運んで欲しい観光スポットです。
おかげ座 神話の館を特徴をチェック!
古くから日本には語り継がれてきた神話があり、文字が存在しない時代からありました。
しかし、神話がある国は全世界で見ると非常に少なく、数えられるくらいしかありません。
伊勢は天照大御神が祀られている心のふるさとで、この地方の神話を実際に体験できるのがおかげ座 神話の館ですね。
以前まではおかげ座として提供されていましたが、2013年の7月に新しくリニューアルして「おかげ座 神話の館」という施設に生まれ変わりました。
以下ではおかげ横丁を探索しようとしている方のために、おかげ座 神話の館の特徴を幾つか挙げていますので、一度チェックしておきましょう。
おかげ座 神話の館の特徴
- 「神話シアター」と「神話の森」の2部で構成されている
- 映像と原初の森をイメージしたドーム空間の施設で神話の6つの名場面を和紙人形で展示している
- 日本神話の「国生み」などをアニメを使って分かりやすく説明している
- 日本神話の体験時間は約30分で、大型スクリーンで楽しむことができる
映像館と街並みの案内で楽しむことができる新しいスポットで、リニューアルしてから訪れる観光客は増えています。
ご先祖のまたご先祖が暮らしていた遠い時代の話を知り、伊勢神宮に関する知識を少しずつ深めてみてはいかがでしょうか。
おかげ座 神話の館は「神話シアター」と「神話の森」の2部構成
上記でも軽く説明しましたが、おかげ横丁のおかげ座 神話の館は、「神話シアター」と「神話の森」の2部構成となっています。
両方で伊勢の地の日本神話を体験することにより、分かりやすく楽しむことが可能ですよ。
まずは、神話シアターでどんな映像が流れるのか見ていきましょう。
神話シアターの映像
- 日本神話の「国生み」から「天孫降臨」までの流れをアニメーションを取り入れつつ説明してくれる
- 着席してから周りが暗転すると主題歌の「はじまりのうた」が流れ、スクリーンの中には赤太郎が登場する
- 自然や人形を取り入れ、「日本の神様とは?」「神話に込められた日本人の心とは?」といった内容を解説してくれる
映像の時間は約17分と短く、アニメーションを取り入れて簡潔な内容にまとめているのが特徴です。
古事記や日本書紀を参考にして民俗学者の神崎宣武さんが神話シアターを監修しているため、初心者でも分かりやすく神話の内容が頭へと入ってきます。
次の部の「神話の森」では、森をイメージしたドーム空間の色々な場所に7つのシチュエーションを約50体の和紙人形で表現していました。
構想に約1年、制作に約半年をかけていることからも、丁寧に作られているのが分かります。
以下では「神話の森」の場面別の大まかな内容についてまとめていますので、実際に楽しむ前に目を通しておいてください。
神話の森の場面
国生み
黄泉の国
天照大御神
天岩戸
五穀の神
八岐大蛇
倭姫命
「言葉よりも身体で感じられる施設にした」と、おかげ座 神話の館を監修した神崎宣武さんは語っています。
言葉で見るよりも実際に体験してもらった方が分かりやすいので、おかげ横丁へと訪れた際におかげ座 神話の館へと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
おかげ横丁のおかげ座 神話の館の所在地や営業時間
おかげ座 神話の館は大型スクリーンでアニメーションを取り入れながら放映されるため、30分間はあっという間に過ぎてしまいます。
食べ歩きをするのもおかげ横丁の楽しみの一つですが、伊勢の日本神話はこの場所でしか体感することができません。
そこで、おかげ座 神話の館がおかげ横丁のどこに位置しているのか、営業時間は決まっているのか詳細情報をまとめてみました。
おかげ座 神話の館の詳細情報
郵便番号 | 〒516-0025 |
住所 | 三重県伊勢市宇治中之切町52 |
電話番号 | 0596-23-8844 |
営業時間 | 3月~7月・10月は9時30分~17時30分、8月と9月は9時30分~18時、11月~2月は9時30分~17時 |
休業日 | 年中無休 |
料金 | 大人は300円で子供は100円 |
上映回数 | 1日に14回で毎時30分おきに上映される |
大人は300円、子供は100円と料金が非常に安く、手軽に和紙人形作品で日本神話の名場面を体感できます。
営業時間に関しては季節によって違いがありますが、基本的には9時30分~17時30分ですね。
おかげ横丁の店舗は17時頃に閉まるところが多く、日帰りで伊勢神宮へと観光している方は早めに足を運びましょう。
おかげ座 神話の館へのアクセス方法は?
おかげ座 神話の館へのアクセス方法はおはらい町のおかげ横丁と一緒です。
近くには煙草や小物を取り扱っている「つぼや」、オリジナルの招き猫を取り扱っている「吉兆招福亭」、日本の玩具や伊勢玩具が販売されている「孫の屋三太」がありますね。
以下ではおかげ横丁へのアクセス方法を紹介していますので、おかげ座 神話の館へと行く前に確認しておきましょう。
おかげ横丁へのアクセス方法
- 公共交通機関を利用する場合は、近鉄の宇治山田駅から三交「内宮行きバス」で約15分で最寄りの「神宮会館前」に着く
- 車を利用する場合は、伊勢自動車道終点「伊勢IC」で降りて内宮方面へと走らせて約5分で市営浦田駐車場に着く
マイカーでお越しの方は内宮の市営駐車場へと車を停めておかげ横丁へと入ります。
お盆休みや年末年始は混雑が予想されますので、民間の駐車場の利用も考慮しておくべきです。
おかげ座 神話の館へと訪れた人の口コミや評判
実際に自分の目で見て確かめた方が良いのですが、おかげ座 神話の館を訪れた人がどんな口コミの評判を残しているのか幾つか挙げてみました。
おかげ座 神話の館の口コミや評判
- 最初はそこまで期待してはいなかったものの、日本神話を勉強できて満足できる30分間でした
- 内容が濃いのにも関わらず、入場料金が300円というのはかなり安いと思います
- 内宮や外宮を参拝した後に、昔の伊勢参りの様子を見ると何だか感慨深いですね
- 古事記に少しでも触れたことがある人は何となく分かる内容だと思います
- 物凄く珍しいわけではないものの、子供でも十分に楽しめるシアターでした
- 神話が分かりやすく説明されていますので、伊勢神宮にお参りした時に実感が湧きますよ
- 映像とセットとガイドさんの努力が伝わりました
- おかげ座 神話の館は伊勢の歴史を半時間くらいで楽しみながら学べる場所ですね
- 内宮や外宮だけではなく、おかげ座 神話の館や神宮徴古館など伊勢には観光スポットが多いです
まとめ
映像と和紙人形で神話の世界を体感できるおかげ座 神話の館は、おかげ横丁へと訪れた際に一度は足を運んで欲しい観光スポットです。
上映時間は30分間と非常に短いため、ちょっとした休憩がてらに覗くのも良いのではないでしょうか。
行って良かったと口コミを残している方が多いので、伊勢神宮の観光スポットの選択肢に加えてみてください。