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神宮徴古館や農業館とは?
「三重県の観光スポットは伊勢神宮の内宮や外宮、おかげ横丁だけ」とイメージしている方は少なくありません。
確かに、外宮や内宮は絶対にお参りしたい神社ですし、おかげ横丁を探索して食べ歩きするのも味わい深いですよね。
しかし、伊勢神宮の周辺には伊勢市の成り立ちや歴史を紹介する観光スポットが多く、神宮徴古館や神宮農業館はその一つとなっています。
お伊勢参りをしたことがある人でも、意外と神宮徴古館や神宮農業館について知らない方は多いのではないでしょうか。
そこで、以下では神宮徴古館や神宮農業館がどんな場所なのか大まかにまとめてみました。
神宮徴古館や神宮農業館とは?
神宮徴古館
神宮農業館
ルネッサンス様式洋館の歴史博物館で、伊勢神宮のお祭りや歴史に関する資料を中心に展示されています。
神宮徴古館の中に農業館と美術館が併設されている形となり、平成26年8月にリニューアルオープンしました。
昔と比べて館内の雰囲気は変わっていますので、昔に訪れたことのある人でもリニューアル後にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
伊勢神宮と言えば外宮と内宮の2つが有名ですが、神宮が管理されている宮社はトータルで125社もあります。
神宮徴古館も神宮農業館も伊勢神宮を知るために必須の博物館ですので、観光スポットの一つとして選択肢に加えるべきですよ。
これから伊勢市を観光して博物館へと行こうと考えている方のために、下記では「神宮徴古館」「神宮農業館」「神宮美術館」の詳細情報をまとめてみました。
神宮徴古館
神宮徴古館では上記でも説明した通り、歴史的に貴重な資料も多数展示されています。
「伊勢神宮をより詳しく知ってもらうために!」というコンセプトで、お祭りや文化に関する資料を提供しているのです。
そんな神宮徴古館の詳細情報を見ていきましょう。
神宮徴古館の詳細情報
創建年 | 1909年(昭和42年) |
開館 | 1909年(明治42年)9月29日 |
設計者 | 片山東熊 |
1891年(明治24年)に伊勢神宮の外宮前に建てられ、神宮周辺の安全確保や文化施設の開設を目的として結成した神苑会(しんえんかい)によって創設されたのが特徴ですね。
館内には11点の国の重要文化財や、考古・美術工芸品が約13,000点も収蔵されています。
通常の参拝だけでは伺い知ることができない文化を体感できますので、伊勢神宮へと訪れた方は神宮徴古館も覗いてみてください。
神宮農業館
神宮徴古館の中には、先に建てられた神宮農業館も併設されています。
日本で最初の私設博物館で、神宮農業館の詳細情報をまとめてみました。
神宮農業館の詳細情報
創建年 | 1891年(明治24年) |
再建年 | 1905年(明治38年) |
設計者 | 片山東熊 |
伊勢神宮には年間を通してありとあらゆる農作物や海産物などのお供え物がご寄進されていて、神宮農業館ではその作物が調えられている様子や天皇陛下がお作りになって奉献された品物が展示されています。
人間と自然の産物との関わりをテーマとする日本で最初の産業博物館で、自然科学に関する貴重な資料もたくさんありますよ。
神宮美術館
伊勢神宮の神宮徴古館の中には、神宮美術館も併設されています。
神宮徴古館と神宮農業館とは違い、平成5年の1993年に建設された比較的新しい美術館です。
美術の粋を一堂のもとに鑑賞できる美術館として、伊勢神宮の神宮美術館は注目を集めました。
神宮美術館の中に何が展示されているのか幾つか見ていきましょう。
神宮美術館で展示されている作品
- 神宮と関わりの深い重要無形文化財保持者
- 美術家や工芸家から奉納された作品
- 最高の美術のオリジナル作品
どれも伊勢神宮から奉納された作品が展示されているのが特徴ですね。
神宮徴古館や神宮農業館の所在地や営業時間は?
神宮徴古館ではお祭りで使用する祭器具やお供え物に関する資料、神宮農業館では神宮の祭典御料や農林水産資料が展示されています。
そんな博物館の所在地や営業時間を以下ではまとめていますので、伊勢神宮を訪れた際に立ち寄ってみようと考えている方はチェックしておきましょう。
神宮徴古館や神宮農業館の所在地や営業時間
郵便番号 | 516-0016 |
住所 | 三重県伊勢市神田久志本町1754-1 |
電話番号 | 0596-22-1700 |
開館 | 9:00~16:30 |
入館 | 16時まで |
休館日 | 木曜日(祝日の場合はその翌日) |
展示替など臨時休館が神宮徴古館や神宮農業館にはあるため、訪れる前に電話で確認しておくべきです。
基本的に木曜日以外であれば誰でも入ることができますので、休日や祝日に日帰りで伊勢神宮へと観光する予定の方にもおすすめします。
神宮徴古館や神宮農業館へのアクセス方法は?
神宮徴古館や神宮農業館は、バスや車など様々な交通機関でアクセス可能ですよ。
どのような方法で行けば良いのか交通機関別でまとめてみました。
神宮徴古館や神宮農業館へのアクセス方法
バス
タクシー
マイカー
徒歩
神宮徴古館の近くに駐車場がありますので、マイカーで来ている方でも安心です。
伊勢神宮の外宮の駐車場は無料で停められる代わりに、2時間までと時間が決められています。
「最初に伊勢神宮の外宮を観光する」⇒「外宮の駐車場に車を停めておく」⇒「そのまま神宮徴古館へと行く」といった方法は使えないので、神宮徴古館や神宮農業館の近くの駐車場を利用しましょう。
お盆休みや年末年始は神宮徴古館や神宮農業館も混雑していますが、入館できないほど観光客で混み合うことはありません。
神宮徴古館や神宮農業館へと入館する料金は?
伊勢神宮の外宮や内宮は無料で参拝できるのに対して、神宮徴古館や神宮農業館へと入館するには次の料金が発生します。
神宮徴古館や神宮農業館の料金
単館券 | 大人は500円で小中学生は100円(徴古館と農業館の観覧ができる) |
共通券 | 大人は700円で小中学生は200円(徴古館・農業館と美術館の観覧ができる) |
神宮徴古館と神宮農業館を観覧できれば良い人は単館券、神宮美術館も同時に見たいと考えている人は共通券を購入しましょう。
どちらも団体割引が用意されていますので、詳細は神宮徴古館・農業館の電話番号の「0596-22-1700」へと問い合わせるか、団体見学申込申請書へと必要事項を入力してFAXで送ってください。
神宮徴古館や神宮農業館のサービスは?
以下では、神宮徴古館や神宮農業館に隣接されている駐車場など、幾つかのサービスの情報をまとめてみました。
神宮徴古館や神宮農業館のサービス
駐車場
倭姫宮鳥居横駐車場
障害者専用駐車場
建物前駐車スペース
チケット売り場
ホール
展示室内
車いす対応トイレ
バス乗り場
博物館を利用していて何か分からないことがあれば、お近くの職員やスタッフへと尋ねてみるべきですね。
神宮徴古館や神宮農業館の見どころや口コミをチェック!
伊勢神宮の内宮や外宮とは違った魅力が神宮徴古館や神宮農業館にはあり、参拝の後に訪れる観光客は少なくありません。
伊勢神宮の古くからの歴史を知ることができるだけではなく、山モミジなど様々な樹木が植えられている神宮徴古館の庭園や格調高い外観の神宮農業館の建物も見どころです。
美術館を合わせた3つを観覧するに当たり、通常は1時間30分程度、急ぎ目で40分から1時間程度ですので、「外宮」⇒「神宮徴古館」⇒「内宮」⇒「おかげ横丁」と1日で見て回ることもできますよ。
実際に神宮徴古館や神宮農業館へと訪れた観光客がどんな口コミの評判を残しているのか見ていきましょう。
神宮徴古館や神宮農業館の口コミ情報
- ハイシーズンでも混雑していないのでとても静かで、神宮農業館の建物が素敵だと思いました
- 駐車場から続く庭園の道が綺麗で心が洗われるような感覚になりますね
- 伊勢神宮の博物館というだけあり、物凄い調度品の数々でした
- 3館を全て見ても大人で700円とお得で、伊勢神宮へと来たら是非とも訪れたい場所です
- せっかくなので神宮徴古館だけではなく、美術館や倭姫宮も共に回ってみました
- ご遷宮の一つ一つの場面が大きな絵として展示されていたのが興味深かったです
- 祭祀に関する諸資料が多く、参拝する前に訪問するのが良いかもしれませんね
まとめ
以上のように、伊勢神宮は外宮や内宮だけではなく、神宮徴古館や神宮農業館など魅力的な博物館も多いことがお分かり頂けたのではないでしょうか。
伊勢市駅や近鉄五十鈴川駅からアクセスしやすい場所にありますので、バスでも車でも時間はかかりません。
観覧する料金も非常に安いので、是非一度神宮徴古館や神宮農業館へと立ち寄ってみてください。